相棒といっていいiphoneとさよならした理由は、ズボンのポケットに入れたまま洗濯してしまったからです。
なんでズボンを持ったときの重さで気づかなかったのかと後悔ばかりしてます。
今はもう別れてしまった恋人との初デートの写真や、ふざけて撮ったお互いの変顔写真等全部洗濯されてしまいました。
まだ別れて2週間。忘れられずにiphoneの写真を眺め思いでに浸る日々を過ごしていた私にとってさらに追い討ちをかけられた様な絶望感でした。
お揃いで買ったiphoneカバーをつけて待ち受けはペア画像と呼ばれるものにし、会えない日々はFaceTimeで話をしたり、LINEのやりとりの履歴もすべてダメになりました。
いびきがひどい恋人。自分はいびきをかいてない!と言い張るので、証拠としてとって笑いあった動画。
泣きそうになりながら、袋に乾燥剤をつめ中にiphoneを入れ冷蔵庫の中に入れました。
次の日の朝。祈るような気持ちで電源を入れる・・・。入らない!アップルのカスタマーセンターに電話すると、データのバックアップしてますか?と尋ねられ、とってないです・・・。と答えるとデータ復旧はできないので新しい端末を送りますねと丁寧に対応してくれました。
電話が終わると、データが復旧できないという悲しさと、新しい端末が送られてくるというホッとした安心感からか、涙が出てとまらなくなりました。
もう電源の入ることのない私のiphoneそっとなでると冷たい感触がして、私のiphoneなのに拒絶されている様な気がしました。
別れた彼に言われた一言、大切にされてる気がしない。本当に自分の事大事に思ってくれてるの?
私のiphoneからも咎められている様な気がしました。
そっとiphoneを机の奥の引き出しにしまいました。
何週間後に新しい端末が送られてきました。
まっさらと傷のない新しいiphone。
電源を入れ、そっと画面をタッチすると暖かい温度がつたわってきました。
新しい私のiphoneには、新しい写真が入ってます。
友人やペットの写真、そして新しい恋人と笑う私の写真も入ってます。
辛い思い出も古いiphonとともに洗濯され、流れて行きました。
机の奥にしまっている壊れたiphoneは今でも私の大切なiphoneです