知人と食事をした時の話です。地図を読むのが苦手でとにかく方向音痴の私は、指定されたお店に時間に余裕を持って行くにも関わらず、いつも遅れ気味でした。メールで現在位置のやり取りをしつつ、それでもわからないので知人に電話し、通話しながら誘導してもらうのがいつものパターンでした。

その日もいつものように遅れてお店に到着。私がiPhoneを持っているのを見た知人が「なんだ、iPhone持ってるじゃん!」と、これまであまり使ったことのない、マップの使い方を教えてくれました。単なる地図としてしか利用していなかった私は呆れられつつも、次のように言ってくれました。「これからはiPhoneが連れてってくれるから大丈夫だね」、何だか心強い言葉でした。

次に知人と会ったのは、路地裏の看板ば出ていないお店でした。知る人ぞ知る的なお店だったのですが、iPhoneのおかげでどうにか自力でたどり着きました。それを見て知人は「すごいじゃん!」と笑っていました、あ、もちろん少し遅れての到着ではありますが…。教えてもらってからよく利用しており、重宝していることを話すととても喜んでくれました。

その時ふと思いました。学生の頃、こういうやりとりがあったら、恋愛のきっかけになるんだろうなと。教えたり教わったりはそういう感情が芽生えやすいものですし、iPhoneだと画面を見ながらなので、おのずと距離も近くなります。

学生の頃、ある人を好きになったきっかけが、一緒に携帯を買いに行ってくれたことだったよなぁ…ついでにその同じ携帯会社にしたなぁ…などと若かりし頃の思い出がよみがえってきました。

今の若者はどうかわかりませんが、恋愛にiPhoneはなくてはならないツールだと思います。よく思うのは、自分が学生の頃、あった方が幸せだったのか?それとも無いままで良かったのか?真実はわかりません…

今でもマップを使うたび、知人のことを思い出します。