私が昔使っていたiPhoneを持ったのは今から約5年前のことです。

私の周りが次々にiPhoneを持ち始めていたので、私もガラケーからiPhoneに乗り換えることにしたんです。

携帯ショップに行き、念願のiPhoneを手に入れた私は、興奮のあまり周りの知り合いにメールでガラケーからiPhoneに変えたことを知らせました。

私の気持ちとは裏腹にみんなは冷たく「そうなんだ。」とか「やっとか。」みたいな返信しかくれませんでした。
みんなの反応に興奮した気持ちは一気に冷め、1人虚しくiPhoneの説明書を読んでいきました。

iPhoneには想像もしていなかった便利な機能がたくさん付いていて、最初は使い方が全く分からずに困惑していたのですが、日常的にずっと使っていると不思議なことに段々と使い方が分かってきました。

それから何時どこにいてもiPhoneを持ち歩き、色々な事を教えてくれるiPhoneは私にとって先生であり、親友も同然でした。

そんな親友同然なiPhoneだったのですが、契約してから5年も経ってしまったので、勝手に電源が切れたり、画面が固まってしまうようなことが頻繁に起こるようになりました。

もうそろそろ替え時かななんて思いつつも、始めて持ったiPhoneだったので、なんだか替えるのは寂しい気がしたので、そのままその後もそのiPhoneを使い続けていきました。

そんなある日、私がいつものようにiPhoneを使おうとしたところ、ボタンを押しても真っ黒の画面のまま、何をしても画面に明かりがつくことはありませんでした。

これは完全に壊れたなと思った瞬間、寂しさがどっと溢れ出して泣きそうになってしまいました。
私はiPhoneが無いと何もできないので、涙を堪えて渋々ケータイショップで新しいiPhoneに替えることにしました。

昔のiPhoneは取っておくことも考えたのですが、新しいiPhoneに昔のiPhoneの魂が受け継がれているのだと心に納得をさせ、昔のiPhoneはショップで引き取ってもらうことにしました。

今は新しいiPhoneと昔のiPhoneの魂と共にいつもと変わらない日常を送っています。